- 対戦会会場JEXER e-sports station(10チーム参加)
-
東京都豊島区南池袋1-28-2
Cafe&Bar RAGE ST 2階
JEXER e-sports station
- Bブロック池袋予選通過者
-
VGC|tyorobuu(E.本田) 山﨑だだだ(不知火舞) タカサワ(エド)
エターナルブリザード 準備中
言葉が流れを動かした、10チーム30名の一日
2025年12月11日、東京・池袋の「JEXER e-sports station」で『ストリートファイター6』FC池袋 全国大会予選が行われた。
出場は10チーム、計30名
オフライン大会らしい熱量に加えてこの日はひとつ際立った特徴があった。
それは会場でしか生み出されない“言葉”によるコミュニケーションだった━━
【準決勝「登山門」vs「こどおじFriends」】
今大会のターニングポイントは、準決勝の「登山門」対「こどおじFriends」
「登山門」は tako/雄次郎/もっちゃんの3人
対する「こどおじFriends」は cyber_neet/zakana/まぐろのおおとろである。
この一戦を特徴づけたのは、ベンチ外からも含めた“声援の量”だった。
すでに敗退した参加者がキャラ選択の段階から助言を送り、対策をその場で構築する━━
目の前で「チームの垣根を超えた意思決定」が組み上がっていく、この光景はオンラインでは見えにくいオフラインの醍醐味だった。
試合の主導権を握ったのは、「こどおじFriends」cyber_neetのエド。
「登山門」のtakoキンバリー、もっちゃんA.K.I.はここまで多くの試合を制してきたが、cyber_neetは熱量の高いプレイでそれらを受け止め、そして上回った。
結果として、大将・雄次郎のJPを引き出す展開を作る。
勝負どころの雄次郎JP戦でも、cyber_neetは“急がない”
無理はせず、要所で確実にダメージを回収していく。
エドの技振りは派手さだけのものではなく、相手に切り返しのきっかけを与えないための「間合い」と「判断」の積み重ねになっていた━━
雄次郎JPの対応を上回り、流れそのまま準決勝を制したのは「こどおじFriends」
言葉の支えと、プレイの精度が同じ方向を向いて勝利を収めた瞬間でもあった。
【決勝「エターナルブリザード」vs「こどおじFriends」】
決勝のカードは堅実さを武器に勝ち上がってきた、山崎だだだ/タカサワ/VGC| tyorobuuの「エターナルブリザード」
対するは準決勝で盛り上がりを見せた「こどおじFriends」となった。
「こどおじFriends」にとっては、準決勝の勢いをそのまま赤切符へ━━
そう思えたが、決勝は“両者譲らない”まさに魂と魂のぶつかり合いだった。
たとえば、「こどおじFriends」zakanaのエドが「エターナルブリザード」VGC| tyorobuuのE.本田を削り切った場面。
細かな歩きとガードの判断で不要なリスクを消し、じわじわとライフ差を広げていく。
派手な一撃ではなくラウンドを閉じるための作業精度が光った。
一方で、「エターナルブリザード」山崎だだだ舞はバーンアウトからのドライブゲージ回復を起点に一気に攻めへ転じ、勝利をつかんだ。
守から攻へ切り替える瞬間の判断に迷いがなく、観客は大いに盛り上がった。
そして大将戦、準決勝に続き「こどおじFriends」cyber_neetのエドに勝負どころが託される。
周りのアドバイスを受けcyber_neetのエドは「間合い管理」と「状況判断」で山﨑だだだ舞を攻め立てていく。
ただ、勢いに乗る山﨑だだだはここでもペースを渡さない。
小さく主導権を奪い、相手の選択肢を狭めていく。
劣勢になりかけた場面でも無理をしない選択を徹底し、ドライブ状況と画面位置を優先して立て直す。
決勝の緊張感の中繰り広げられるプレイの中にその強みが鮮明に輝いていた。
両者一歩も引かない中、最後に笑ったのは━━
山﨑だだだ舞
優勝は「エターナルブリザード」だった。
勝利の歓喜と悔しみの声が漏れる中、最後は互いに健闘を讃えながら握手を交わしエターナルブリザードが赤切符を手にした。
【言葉とチームの積み上げが見えた予選】
スコアだけを追えば、残るのは「エターナルブリザードが赤切符取得」という結果だ。
しかしこの日の会場には、数字に出ない“積み上げ”が確かにあった。
チーム内の相談。
敗退チームからの助言。
それを受けて動き方を変えていく判断。
そうした“場にある言葉”が、ラウンドの流れを押し、迷いを減らし、時に背中を押す。
オフラインだからこそ見える意思決定のプロセスがこの予選の価値を一段引き上げていた。
全国大会の舞台で、エターナルブリザードがどんな戦いを見せるのか
この日の経験を持ち帰ったプレイヤーたちが次の大会でどう変化して現れるのか。
FC池袋発の物語は、ここからさらに続いていく。
レポート:k4ito(@k4ito_alldevice)
2025年12月11日、東京・池袋の「JEXER e-sports station」で『ストリートファイター6』FC池袋 全国大会予選が行われた。
出場は10チーム、計30名
オフライン大会らしい熱量に加えてこの日はひとつ際立った特徴があった。
それは会場でしか生み出されない“言葉”によるコミュニケーションだった━━
【準決勝「登山門」vs「こどおじFriends」】
今大会のターニングポイントは、準決勝の「登山門」対「こどおじFriends」
「登山門」は tako/雄次郎/もっちゃんの3人
対する「こどおじFriends」は cyber_neet/zakana/まぐろのおおとろである。
この一戦を特徴づけたのは、ベンチ外からも含めた“声援の量”だった。
すでに敗退した参加者がキャラ選択の段階から助言を送り、対策をその場で構築する━━
目の前で「チームの垣根を超えた意思決定」が組み上がっていく、この光景はオンラインでは見えにくいオフラインの醍醐味だった。
試合の主導権を握ったのは、「こどおじFriends」cyber_neetのエド。
「登山門」のtakoキンバリー、もっちゃんA.K.I.はここまで多くの試合を制してきたが、cyber_neetは熱量の高いプレイでそれらを受け止め、そして上回った。
結果として、大将・雄次郎のJPを引き出す展開を作る。
勝負どころの雄次郎JP戦でも、cyber_neetは“急がない”
無理はせず、要所で確実にダメージを回収していく。
エドの技振りは派手さだけのものではなく、相手に切り返しのきっかけを与えないための「間合い」と「判断」の積み重ねになっていた━━
雄次郎JPの対応を上回り、流れそのまま準決勝を制したのは「こどおじFriends」
言葉の支えと、プレイの精度が同じ方向を向いて勝利を収めた瞬間でもあった。
【決勝「エターナルブリザード」vs「こどおじFriends」】
決勝のカードは堅実さを武器に勝ち上がってきた、山崎だだだ/タカサワ/VGC| tyorobuuの「エターナルブリザード」
対するは準決勝で盛り上がりを見せた「こどおじFriends」となった。
「こどおじFriends」にとっては、準決勝の勢いをそのまま赤切符へ━━
そう思えたが、決勝は“両者譲らない”まさに魂と魂のぶつかり合いだった。
たとえば、「こどおじFriends」zakanaのエドが「エターナルブリザード」VGC| tyorobuuのE.本田を削り切った場面。
細かな歩きとガードの判断で不要なリスクを消し、じわじわとライフ差を広げていく。
派手な一撃ではなくラウンドを閉じるための作業精度が光った。
一方で、「エターナルブリザード」山崎だだだ舞はバーンアウトからのドライブゲージ回復を起点に一気に攻めへ転じ、勝利をつかんだ。
守から攻へ切り替える瞬間の判断に迷いがなく、観客は大いに盛り上がった。
そして大将戦、準決勝に続き「こどおじFriends」cyber_neetのエドに勝負どころが託される。
周りのアドバイスを受けcyber_neetのエドは「間合い管理」と「状況判断」で山﨑だだだ舞を攻め立てていく。
ただ、勢いに乗る山﨑だだだはここでもペースを渡さない。
小さく主導権を奪い、相手の選択肢を狭めていく。
劣勢になりかけた場面でも無理をしない選択を徹底し、ドライブ状況と画面位置を優先して立て直す。
決勝の緊張感の中繰り広げられるプレイの中にその強みが鮮明に輝いていた。
両者一歩も引かない中、最後に笑ったのは━━
山﨑だだだ舞
優勝は「エターナルブリザード」だった。
勝利の歓喜と悔しみの声が漏れる中、最後は互いに健闘を讃えながら握手を交わしエターナルブリザードが赤切符を手にした。
【言葉とチームの積み上げが見えた予選】
スコアだけを追えば、残るのは「エターナルブリザードが赤切符取得」という結果だ。
しかしこの日の会場には、数字に出ない“積み上げ”が確かにあった。
チーム内の相談。
敗退チームからの助言。
それを受けて動き方を変えていく判断。
そうした“場にある言葉”が、ラウンドの流れを押し、迷いを減らし、時に背中を押す。
オフラインだからこそ見える意思決定のプロセスがこの予選の価値を一段引き上げていた。
全国大会の舞台で、エターナルブリザードがどんな戦いを見せるのか
この日の経験を持ち帰ったプレイヤーたちが次の大会でどう変化して現れるのか。
FC池袋発の物語は、ここからさらに続いていく。
レポート:k4ito(@k4ito_alldevice)


























